ムカサメソッドの外科的鍼治療は、症状や病気の原因になっている筋肉のコリを発見し、鍼で破壊、再生させることによって病状を回復させるという外科的な考え方による治療方法です。
繰り返しの作業やスポーツ障害、不慮の事故等で元に戻れない状態におちいった筋肉や靭帯、腱は、細胞レベルで異常な量の痛みを伝えるための生体電気信号を出し続けます。
大量に発生したこの電気信号は、他の運動・知覚神経や自律神経にまで流入(オーバーフロー)して、あらゆる症状や病状を引き起こします。
もともと、我々のカラダは異常な量の生体電気信号を想定して生まれてきていません。
これらの異常な量の信号を受け続けると、脳神経細胞をはじめ、免疫細胞や神経系、臓器、器官の生命活動をさまたげるのです。
ムカサメソッドの外科的鍼治療は、これらの異常な量の生体電気信号を発する運動器を鍼によって破壊し、信号を止めることによって、生命活動をもとに戻す方法で、先天性疾患や手遅れを除いてはあらゆる疾患に対して有効に働きます。
現代医科学に則った西洋医学的な見地から十分な研究と実践を行っており、主に毫鍼・長鍼を使用し大脳生理学・解剖学・神経解剖学・細胞生理学・分子生物学・運動生理学などを基本としたアプローチで施術を行います。
このように、多くの経験と学術的な知識によって症状の具体的な原因を理解した上で、その症状に最も有効な方法で治療する事で、症状を改善いたします。
当治療所では、「本当に効果のある施術」を第一に考えております。
そして、鍼を使う以上は痛みが全く無いと申し上げることはできません。
痛みがないだけの鍼治療を行うことは簡単です。
しかし、それよりもまず体の重い症状を治す事が何より大事なことだからです。
痛みの程度は人それぞれ感じ方が違いますが、治療の効果だけは出来る限り全員に高い効果を実感していただける様、誠意を持って治療をいたします。
外科的鍼治療には様々な効果があり、一般的には鎮痛効果をはじめ、炎症を抑える効果、筋肉の弛緩(ゆるめる)効果、自律神経の整調効果等様々な効果を生体に与えることが出来ます。
病気の治療にあたっては、鍼を使い人為的かつ適切に細胞を破壊する事で各組織の機能の再生を促します。
その結果免疫力は高まり、我々の体を構成する細胞が再生能力や代謝能力を学習し、体質を向上、改善させる事が疾病の改善に繋がります。
鍼治療の本来の目的は、免疫力を高め、
体が本来持っている自然治癒力を上手く利用し症状を改善していく事にあります。
しかしながら、栄養状態が良くないと洋の東西を問わずあらゆる治療の効果を期待する事ができません。
ビタミンやミネラル、発酵食品、食物繊維等バランスのとれた食事を普段から心がけてください。
ビタミン剤やミネラル剤などサプリメントで補給するのもひとつの手段です。
生活習慣の乱れや不摂生による発症は、まずは生活習慣を改善することがなにより大切です。